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わき汗のボトックス治療は1年半も効く!?

昨日いらっしゃった35才のAさん。

1年半前にわき汗の治療をボトックス注射で行いました。

わき汗をボトックスで治療すると、6ヶ月くらいはしっかり効いていて、その後少しずつ汗が出始めるようになります。でも1年くらいは我慢できる程度におさまっているということで、1年に1回を目安に治療を受けるという方が多いようです。

でもAさんは、1年間は、しっかり効いていたそうです。

その後少しずつわき汗が出るようになりましたが、でも1年半たった今でも、最初の治療のときよりは、汗は少ないんだそうです。

もっと日にちがたてば、汗は増えてくるので、そろそろ治療をしておこうかな、ということでボトックスによる治療を希望して来院されたのでした。

1回の治療で、わき汗が1年以上も気にならないというのは、わき汗に悩んでいる方にとっては、ほんとうに嬉しいことですね。

ぎっくり腰にびっくり

ぎっくり腰を経験しました。初めてです。今まで一度も腰痛を感じたことはありません。

一日中片付け物をした日のこと。腰が重いなぁと思いながら湿布でも貼ればすぐなおるかなと思っていました。その翌日、物を持ち上げようとちょっと腕を伸ばしたとたんに、腰にギクッと痛みが走りました。

前かがみができない。腰をひねることができない・・・

まっすぐ立っているのは問題ないのですが、車を運転するときのハンドル操作も、引き戸をしめる操作も、腰にひびきます。上半身を使うだけの普通の動作でも腰の筋肉を使っていることがわかりました。

始業前に、櫻井先生に超音波を使って腰のファセットブロックをしてもらいました。すぐに痛みは半分くらいになって、通常の勤務はできましたが、その日の夜はまだ寝返りが打てませんでした。

3日連続で神経ブロックをしてもらって、4日目には、ゴルフができるまでに完璧に回復しました。

腰痛の患者さんの治療をたくさんしていて、喜ばれているので、ペインクリニックの治療が有効だということはわかっていましたが、こんなに効くとは思っていませんでした。

痛みがなくなることが、こんなに嬉しいものかと思いました。

腰は文字通り、体の『要』、頭痛や腕の痛みもたいへんだけど、動くことができない腰痛は大変です。腰痛の患者さんの大変さ、治療でよくなることの嬉しさを実感した4日間でした。

 

 

天候の変化と片頭痛

今日は片頭痛の初診の患者さんが4人も見えました。

梅雨時に片頭痛の患者さんは多くなりますが、初診で同じ日に4人もみえるのは珍しいことです。

低気圧の接近による気圧の変化、急に暑くなった、急に湿度が上がった、などの気候の変化で、片頭痛が誘発されることがあります。

こういった環境因子といわれる外的な要因は、避けることができないので、片頭痛が起こりやすい天気のときは、早めの対応ができるように心がけるといいですね。

わき汗(原発性腋窩多汗症)

わき汗に悩んでいる方は意外と多いようです。

腋窩多汗症は、一年中わきの下に汗をかくのですが、薄着になるこの時期は特に気になりますね。

夏でも上着を着るようにしている、会社に着がえを持っていく、などいろいろ工夫をされています。

わき汗の治療が健康保険でできるようになっています。

ボトックスを注射することで、4-9ヶ月のあいだ、わき汗を止めることができます。

昨年の秋から当院でも治療を始めていて、今の時期は、たくさんの患者さんが治療を希望して来院されます。

診察して、保険適応のある腋窩多汗症かどうかを診断し、治療当日は、麻酔のクリームを塗って約30分待ち、その後治療。治療は約15分ほどで終わります。

数日後から効果が現れます。その効果に治療者側のわたしもびっくりするほどです。