帯状疱疹後神経痛のための新しい薬

帯状疱疹後神経痛は、帯状疱疹の後遺症です。

帯状疱疹にかかると、3週間くらいで皮膚にできていた水泡がかさぶたになって、少し色素沈着が残るくらいで治るのがほとんどですが、中には、後遺症の神経痛が残る場合があります。

特に高齢の方や、皮疹が重症だった方は、皮膚がきれいになっても痛みが残る傾向にあります。

いったん神経痛が残ってしまうと、ペインクリニックでの治療が必要となったり、ペインクリニックで一所懸命治療してもなかなか痛みが治まらないということもあります。

そのため、新しい治療薬の開発が盛んに行われています。

4-5年ほど前にプレガバリン(リリカ)が帯状疱疹後神経痛に使えるようになったときには、帯状疱疹後神経痛の方の痛みを和らげることができるようになったと、とても感動したものです。

そして今、そのプレガバリンの類似薬の治験が行われています。治験が順調に進み、早く多くの患者さんに使えるようになるといいなぁと期待してるところです。