頭痛学会に行って来ました

櫻井先生に診療をお願いして、頭痛学会に行って来ました。

今年は会場が新宿の京王プラザだったので、午前は頭痛学会、午後はクリニックに戻って診療、夕方また会場に戻ってナイトセッションに参加、と時間を有効に使うことができました。

頭痛学会は神経内科や脳神経外科(内科)の医師が中心です。治療法方は薬物療法についてのディスカッションがほとんどです。

緊張型頭痛、また日常生活に支障をきたす片頭痛の治療はペインクリニックの治療がとても有効です。しかし、頭痛にペインクリニックの治療が有効であることを内科医にほとんど認知されていません。

東京で開かれる頭痛の研究会や講演会などに参加して、頭痛にはペインクリニックの治療も有効ですよと言っても、内科医にはなかなか理解してもらえません。

麻酔科の医師にとって、片頭痛治療に神経ブロックの治療が有効であるということは、教科書に書いてあるほどのあまりにも当たり前のことなのですけれどね。

ペインクリニックの治療が有効であることを、片頭痛に悩んでいる患者さんたちに、わたしたちが直接発信するしかないんだろうなぁと思っているこのごろです。

ぎっくり腰にびっくり

ぎっくり腰を経験しました。初めてです。今まで一度も腰痛を感じたことはありません。

一日中片付け物をした日のこと。腰が重いなぁと思いながら湿布でも貼ればすぐなおるかなと思っていました。その翌日、物を持ち上げようとちょっと腕を伸ばしたとたんに、腰にギクッと痛みが走りました。

前かがみができない。腰をひねることができない・・・

まっすぐ立っているのは問題ないのですが、車を運転するときのハンドル操作も、引き戸をしめる操作も、腰にひびきます。上半身を使うだけの普通の動作でも腰の筋肉を使っていることがわかりました。

始業前に、櫻井先生に超音波を使って腰のファセットブロックをしてもらいました。すぐに痛みは半分くらいになって、通常の勤務はできましたが、その日の夜はまだ寝返りが打てませんでした。

3日連続で神経ブロックをしてもらって、4日目には、ゴルフができるまでに完璧に回復しました。

腰痛の患者さんの治療をたくさんしていて、喜ばれているので、ペインクリニックの治療が有効だということはわかっていましたが、こんなに効くとは思っていませんでした。

痛みがなくなることが、こんなに嬉しいものかと思いました。

腰は文字通り、体の『要』、頭痛や腕の痛みもたいへんだけど、動くことができない腰痛は大変です。腰痛の患者さんの大変さ、治療でよくなることの嬉しさを実感した4日間でした。